ロンバケとはロングバケーションのこと
ロンバケというドラマはご存知でしょうか。今時の学生諸君は全く知らないであろう。はっきり言います。こんな面白いドラマはそうそうないぜ!僕もリアルタイムでは見たいことがない。再放送で見た。
めっちゃ面白いじゃねえか!
昔のドラマって名作が多いです。その中でもこの作品は群を抜いている。最近のありきたりなマンガ原作みたいな話じゃない。この時は脚本家がかなり頑張っていた時代。そして今や見る影もないゲツクドラマが全盛期だった時代。
今でも僕の人生で1、2を争う作品として君臨し続けている。
ロンバケはこんな作品
『ロングバケーション』(Long Vacation)は、1996年4月15日から6月24日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は木村拓哉と山口智子。
略称は「ロンバケ」。第34回ギャラクシー選奨受賞(1996年度)。Wekipediaより引用
20年近く前の作品。木村拓哉は皆さんご存知のことと思う。SMAPが解散したり、その影響で週刊誌で騒がれてたり、今はあまり良いイメージはないかもしれない。
でも、この作品の木村拓哉はかっこ良すぎる。
若き日の木村拓哉はそれはもう、イケメン中のイケメン。青いイナズマでみんなこぞって、木村拓哉の「ゲッチュ!」を真似した気持ちがわかるくらいカッコイイ。当時は街中が木村拓哉一色だったらしい。
山口智子は知らん人が多いと思う。実を言うと僕もリアルタイム世代じゃないから知らん。唐沢寿明と結婚して、芸能界を引退しました。でもたまにテレビに出ております。山口智子の演技も良い味を出しております。
で脇を固めるメンツもスゴイ。今も一線級で活躍している役者さんばかり。
竹野内豊、松たか子、稲森いずみ、広末涼子。
まだ無名だった彼らを抜擢するなんて、スタッフは有能すぎるぜ!全員後々のドラマで、主役を張るくらいまで成長。そんな豪華俳優陣で構成されたドラマなのです。
で、どんな話なの?
脚本は北川悦吏子。たぶん知らん人が多いであろう。昔はこの人が脚本書けば視聴率20%超えは当たり前でした。手がけた有名作品はビューティフルライフとか、オレンジデイズとか。本当に名作ぞろいです。
ロンバケも例にもれず最高視聴率は36.7%!
ストーリーは山口智子演ずる葉山南が結婚式当日に相手に逃げられて、ひょんなことから木村拓哉演じる瀬名秀俊の家で一緒に暮らすって話。この二人の掛け合いが物語の主なのだけど、自然な会話でテンポが良い。決して大きな事件とかイベントとか起きないのよこのドラマは。でも日常会話が現実でもありそうで引き込まれる。
想像しちゃう訳ですよ。急に女性と一緒に暮らす事になって、その人が社交的で明るい人だったらって。きっと毎日が楽しくなる。一人暮らしだと、生活が固まって毎日同じ事をしてる様な気がするじゃん。
そこに第3者が入ってきたら生活が変わるって訳で。そしたら性格が前向きになったりする訳です。で、色々な良い事が起こって未来が楽しみになる。それを表現しているのがこのドラマ。
日常生活の変化を大切にして描いている作品です。
↑ドラマを一層盛り立てる主題歌は、久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』
名言の数々
何をやってもうまくいかないときは、
神様がくれた長い休暇だと思って、
無理に走らない、焦らない、頑張らない、
自然に身を委ねる
名言が数々出てきますが、これが印象に残っています。というかタイトルのロンバケはここからきています。
落ち込んでる山口智子に木村拓哉が言うセリフ。僕も落ち込んでいる女性がいたらいつか使おうと思い続けてますが、使った事はない。ここが僕と木村拓哉の違う所。
とにかく見てほしい
今見ても全く色あせていないと思います。というか最近のドラマと比べたら格段に面白いです。とにかく見て欲しい。再放送はおそらくしないでしょう。SMAPの問題とか、そもそもこの作品はなぜか再放送を全くしない。
残念ながらBDはないけど、DVDは発売されています。ツタヤとかで借りられるんじゃないでしょうか。
今はあまり木村拓哉に良いイメージはない人が多いかもしれないです。でもこの作品を見たら、木村拓哉が何故ここまで話題になるのか、わかると思います。